数え上げの基本問題 #
では早速、数え上げの問題を解いてみましょう。
早稲くみあは 2 つの問題を書いた。
- 人の中から 人を選ぶ方法は何通り?(ただし選ぶ順番を区別する)
- 人の中から 人を選ぶ方法は何通り?(ただし選ぶ順番を区別しない)
2 つの問題はどう違うんだろう。
具体例で考えてみましょう。10 人の中から 3 人を選ぶ方法を考えます。1 人目に金メダル、2 人目に銀メダル、3 人目に銅メダルをあげるとき、選ぶ順番が大事ですね。
いおりは金メダルがほしいの!
選ぶ順番が大事なのが 1 つ目の問題です。2 つ目の問題は、3 人に同じメダルをあげるという状況を考えればいいですね。選ぶ順番は関係ありません。
なるほど。
いおりわかったの!金メダルは 10 人の中のだれか、銀メダルは残りの 9 人の中のだれか、銅メダルは残りの 8 人の中のだれかだから、 通りなの!
正解です。720 通りですね。
正解してうれしそうないおり。この調子で 2 つ目の問題に挑むが、苦戦しているようだ。
難しそうだね。
じゃあヒントです。さっきの 720 通りの別の方法で数えてみましょう。さっきの方法と新しい方法を並べるとこうなります。
- 10 人の中から順番を区別して 3 人を選ぶ。
- 10 人の中から順番を区別せずに 3 人を選び、そのあと 3 人の順番を考える。
区別せずに選ぶ方法の数がわからないの……。
わからないので、それを とおいてみましょう。3 人の順番の数はわかりますか?
それはわかるの! なの!
そうです。すると、新しい方法で求めると 通りになりますね。
これがさっきの 720 に等しいってことは、 なんじゃない?
わかったの! なの!
正解です!
直接答えを求めるのではなく、2 種類の方法を比較して答えを求めることに 2 人は面白さを感じている。このように、2 種類の方法で数えるというのは組合せ論では大事である。
今は具体例で計算しましたけど、まったく同じ考え方で という文字を含んだ答えもわかります。1 つ目の答えが で、2 つ目の答えがこうなります。
数式を見ると怖がってしまういおりとしいなの 2 人。そこでくみあがアドバイスをする。
数式がわからなくなったら具体例を試してみてください。 にするとさっきの答えになりますよ。この は二項係数といいます。これからいっぱい出てきますから、ぜひ覚えてください。